師匠とは
理容師というと職人の世界を思い浮かべる人も多いかと思います。
実際のところはというと、今でも職人気質で師弟関係で結ばれているスタッフさんと社長も多いと思いますが、昔に比べるとかなり少ない印象です。
案外入ってみると抵抗なく職人気質となり師弟関係で結ばれるようになるから不思議です、やはり職人っぽいのでしょうね。
ただ時代背景からか仕事を教わる場所というよりは就職した場所という気持ちの方が強い気がします。
理容師の師はまさに師匠の師です。
滅私奉公はかなりの時代遅れですが師弟関係はとても大切で私自身を振り返ってみても良いものだと思います。
ただ就職する場所、仕事を教わる場所(学校みたい)ではなく社会人として、人として、この理容を通じて師匠を通じて社会を学びました。
理容の仕事は簡単で覚えられるものでもないですし、時間もかかるなど多くの苦労も伴います。
それを師匠が何とか理容の世界で食べていけるように、この先長い人生を困らないように、そういう想いで私に接してくれました。
そんな事は最近になって分かったのです、恥ずかしい限りです。
私も今のスタッフさんたちに師匠面するつもりはありませんが、でも想いは一緒です。
自分の子どものように、社会に出て困らないように、そんな気持ちでスタッフさんたちと関わっていきたいです。