バリカンの種類
昔バリカン
一般の方は知らない方が多いですし、また業界内でも若い理美容師は存在は知っていても見たことがない人がほとんどの道具があります。
それはバリカン。
今でこそ充電すれば動きますが、15年位前まではコンセントに差込み、バリカンの替え刃をミリ数に合わせて取り替えて使っていました。
今のバリカンは持ったまま指で1ミリ~2ミリまで簡単に行えます。
これだけをとっても時間短縮ができて、取り替える手間もなくなり楽になるのですが、もっともっと昔の私が理容師免許を取る際の国家試験では手バリを使用していました。
手バリとはどんなものでしょうか?
先にはバリカンの刃が付いていて、そこから2本のハンドルが出ています。
そのハンドルを手のパーの状態で掴み、そこからギュッと握る、簡単に言うとパーとグーを繰り返すのです。
でもその速度が遅いと髪が引っかかってしまいお客さまはとても痛いのでパーグーの動作を早く早くするのです。
カチャカチャカチャカチャと素早く動かして初めてお客さまの頭をキレイに刈ることができるのです。
まー握力も必要ですし、あちこち動かないように添え手も必要ですし難しいのです。
でも一番大変なのは切れ味が落ちたバリカンの刃を研ぐことです。。。
これは神業で今はできる人はいないでしょう、ほとんど。
探せば出てくるかな、見つけて飾るのも面白いかもしれませんね。