【散髪社長日記】

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理容室での消毒の話

   

案外気にしていない理美容室での消毒

理容室での消毒は理容師法で決められた手順で行われることが法律で定められています。

美容師にも美容師法という法律があり、しっかりと消毒に対して明記されていますが美容師に消毒の話をしてもピンと来ないことがほとんどでしょう。

その点美容室と違い理容室は剃刀を顔に当てると言う技術があるので、血液に対しての意識(消毒)がとても高いのです。

さて理容室での消毒ですが、今回は案外見落とされがちなタオルに対して書きたいと思います。

タオルも消毒するもの?

お客さまに使用したタオルは一人ひとり取り替え、使用したものはそのまま洗濯機で洗えばよいのですが、顔を剃ると少し血を吹く方がいまして、そのお客さまの顔を拭くと蒸しタオルに血液が付着するのです。

そして血液が付着したタオルはそのまま洗ってはいけないのです。

ではどうするのか??

1、まずは血が付着した部分をよく水洗いして洗い流します。←大事

2、そしてタオルを次亜塩素酸(ハイター)に漬ける。

3、次亜塩素酸で殺菌したあとにやっと洗濯するのです。

ここまでの工程は理容師法に定められた消毒方法です。

血が付着したタオルを洗濯すれば、血も流れて安心では?と思われるかもしれませんが、実は落ちそうで落ちないのです。

残った血液が自分の傷口に着き、肝炎に感染するリスクもありますから、しっかりと殺菌して自分の身も守る上でも血液が付着したタオルの消毒はとても大事です。

理美容師はファッションを売りにしていますが、そもそもの根本的な業種は

生活衛生業なんです。

 

 

 - タオル, 消毒